August 31, 2004
昼間はプログラマー、夜はハッカーの2つの顔を持つトーマス・アンダーソンは、夜ごと自分の生活している世界が現実ではないような感覚に襲われていた。ある日アンダーソンは「白ウサギ」モーフィアスに導かれ、自分が現実だと信じていた世界の真の姿と、自分が「救世主」ネオと目されていることを知る。人類の運命を決する戦いが今、始まろうとしていた...
この映画もブレードランナーと並ぶお気に入りの一つで、今まで何回も観直しています。最初に観た頃は主人公たちのクールなファッション、マシンガンの銃弾もよけてしまうSFXの方に目がいっていたのですが、最近では少し変わりました。よく考えてみると、「自分の生活している世界が現実ではないような感覚」はこの映画が公開された頃の自分の感覚にぴったりだったのです。ちょうどインターネットにはまり始めた頃でした。携帯電話でマトリックスへ侵入、公衆電話から現実世界に帰還...なんて、PHSとノートパソコンで出先からインターネットにアクセスして、PHSもつながらなければISDN電話からアクセス...とそっくりだったのです(今も時々やりますが)。ブレードランナーが公開当時としては斬新な、明るいどころか憂鬱な未来社会像を作り出した映画とすれば、マトリックスは公開当時のネットワーカーの気持ちを代弁した映画といえると思います。
*この映画のサントラもお勧めです。
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August 30, 2004
影武者徳川家康 (下巻)
関が原にて徳川家康死す!突然の事態に、家康の影武者だった世良田二郎三郎は本物として采配を振るうことを余儀なくされる。関が原で辛くも勝利を収めたが、次なる目標・豊臣家を攻略するまで家康を演じることに。だが、豊臣家の攻略とは、二郎三郎が用済みになる(消される)ことを意味していた。二郎三郎は風魔衆を味方につけ、島左近、愛妾・お梶の方らと共に生き延びるための戦いを始めた...
いやあ、この本、面白いですよ。家康(=二郎三郎)たちと徳川秀忠の暗闘を縦糸に、歴戦の勇士であるいくさ人と柳生家との戦いを横糸にして関が原から豊臣家滅亡までの十数年を一気に描いています。残念ながら二郎三郎の死によって道々の者たちの王国建設は頓挫してしまうのですが、次第に平和へと固まりかけていった戦国の世を生きたいように生き抜いていった人々の姿が目に見えるようです。同じ生きるのならやはりやりたいことをやって生きていきたいと改めて思ったのでした。
*今まで剣豪として描かれることの多かった柳生但馬守を暗殺集団の長として描き出しているのも新鮮でした。
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August 29, 2004
いくつもの国に分かれて互いに争いあっていたブリテン。ブリテン王ウーサーとコーンウォール公夫人イグレインとの間に生まれたアーサーは自分の出自を知らずに成長したが、ある日父ウーサーの残したエクスカリバーを岩から引き抜いたことにより王への道を歩み始める。ドルイド(魔法使い)マーリンの助力も得てついにブリテンの統一に成功したアーサーだったが、ようやく得た平和も長くは続かなかった...
アーサー王伝説の映画化です。エクスカリバーを引き抜き王としての資格を認められたアーサー、ランスロットとグイネヴィアの道ならぬ恋、聖杯の探索、そして最後の戦いと主要なエピソードが全てちりばめられています。自分的にはアーサー王の時代なのに騎士が中世風のコスチュームだったり(多分デザイン上の問題だったと思いますが)するところが気になりましたが、剣と魔法の世界を十分楽しめました。アーサー王伝説やケルト神話など、ファンタジー好きにはお勧めできる映画です(ただしハッピーエンドではないのでご注意を)。
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August 28, 2004
今は文字通り海の藻屑となったロシアの宇宙ステーション「ミール」の運用末期のドキュメントです。この頃になるとNASAの宇宙飛行士をミールに乗せていろいろなミッションを遂行させるフェーズ1プログラム(NASAにとってはフェーズ2が国際宇宙ステーションで、その準備段階という意味合いだったのだと思います。今ではシャトル-ミールミッションと呼ばれていますが)というのが実施されていました。運用末期ということであちこちガタの来たミール、そして宇宙開発をまったく独自に進めてきたロシアとアメリカ...揉め事も頻発しましたし、プログレス無人貨物船がドッキングに失敗してミールに衝突なんていう大事故もありました。よく宇宙飛行士が無事だったものです。この本にはその頃のロシアとアメリカの間の軋轢や、ミールに搭乗したNASAの宇宙飛行士たちのパーソナリティが余すところなく乗せられています。この頃のロシアとアメリカの経験が国際宇宙ステーションに生かされることを祈ります。
*国際宇宙ステーションがらみのミッションでロシアの宇宙開発企業の人たちと話す機会があったのですが、アメリカに対する彼らの反応は「(安全評価について)発生しそうにもないイベントをこじつけてくる。自分たちの経験ではまずそんなことは起きないのに」というようなところが大半でした。考え付く異常に対して対策を全て用意していくアメリカ、有人宇宙ミッションに対して長い経験と自信を持つロシア。ミールの時には恐らくもっとあからさまな対立があったのだろうと思います。
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August 27, 2004
タタリ神の呪いを受けたアシタカは、呪いを解くため西へと旅に出る。旅の果てにたどり着いた森は、もののけと人間たちが森の支配をめぐって争う場所だった。アシタカはもののけに育てられた「もののけ姫」、サンと出会い、争いの渦中に巻き込まれていく...
とにかく映像的に美しいアニメです。特に森の中なんて、昔の原生林はこうだったんじゃないかと思えます。で、肝心のストーリーだったんですが、作者は群像劇を描きたかったのではないかと思っています(ただ、いろいろな要素を混ぜすぎて、人間と自然(もののけ)の対立を描きたかったのか、それとも運命に屈せず進む生き方を描きたかったのかよく分からなかった)。アシタカはともかく、サンの描き方が物足りなかったのが少々残念です。
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August 26, 2004
長年ロシア語の通訳をつとめてきた著者が、ロシアに滞在した折やロシア人とのふれあいの中で見聞きしたエピソードの数々。抱腹絶倒ものあり、しんみりするものあり、ハッとさせられるものあり。
「ロシアは謎の謎、そのまた謎」とチャーチルが言ったそうですが、ソ連とロシアの両方を見てきた著者によるエッセイです。ウオッカに関する小話も笑えますが、禁酒キャンペーンを張っていた頃のテレビの協賛番組のエピソードも笑えました。
*昔はロシア(ソ連)の宇宙飛行士は特権階級だったのですね。3年ほど前ですが、ロシアの宇宙飛行士で銀行家に転進した人の話を聞いたことがあります。今では宇宙飛行士も特権階級とは言えないかも。
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August 25, 2004
ユダヤの王族ジューダ・ベン・ハーは、幼馴染だったメッサラの裏切りにより奴隷の身に落とされガレー船へ。母と妹も投獄され、行方知れずとなる。戦場でローマの将軍の命を救い、自由の身となったベン・ハーは復讐に燃えて仇敵メッサラの待つ戦車競争に挑む...
復讐のみを糧として生きる主人公(このあたりでは観ていてつい感情移入してしまいました)。復讐を遂げた後の空しさ。愛によって起きる奇跡。キリストも出てきますが、この映画は宗教映画というよりはあくまで人間のドラマを描いた作品だと思います。そして、クライマックスの戦車競争!このシーンはぜひ大画面で見ていただきたいです。
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August 24, 2004
上弦の月を喰べる獅子 (下) 夢枕 獏、ハヤカワ文庫
肺を病む岩手の詩人と、胃にしこりを抱えるカメラマン。二人はともに螺旋に引かれ、一歩を踏み出す。それは進化の道程をたどり、問いに対する答えに行き着く旅の始まりだった。
「人は幸福になれるのか?」「野に咲く花は幸福なのか?」まだ私には答えられません(ひょっとしたら一生答えられないかも)。私もまた、いくつもの問いを抱えながらその答えを見つけられずに日々を過ごしています(正しく問うていないのかもしれませんが)。
主人公とカルマのペアと恐らくは対を成すはずの男女二人ですが、扱い方が少々中途半端な気がします。肉欲に堕ち、修羅を体現する二人として書きたかったのか?
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August 23, 2004
遠い昔人類の進化を促したモノリス。そのモノリスが月面で発見された。モノリスの謎を解くため、人類は宇宙船エンタープライズ号を木星に送る。宇宙船を管理するコンピュータ「HAL」の反乱と仲間の死を乗り越え、ボーマンが木星で見たものは...?
SF映画の金字塔、「2001年宇宙の旅」です。モノリスの目的はいったい何なのか、人類はどこへ行こうとしているのか...映画の冒頭で猿たちが仲間を殺すことによって進化の道筋を進み始めたように、ボーマンがHALを殺すのもまた次のステップへ進むための通過儀礼だったのかもしれません。そしてラスト。あれこれ考えるよりはいっそ考えるのをやめてしまって映像に身を任せたほうが良いかも。
*HALを殺すシーンで装甲騎兵ボトムズ
のラストを思い出してしまいました(自分的にはボトムズの方を先に観たもので)。
*アーサー・C・クラークによる小説もお勧めです。
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August 22, 2004
一人の若者が死んだ。それが全ての始まりだった。在日米軍基地で起きた惨事。護衛艦「いそかぜ」がテロリストによりシージャック! 一瞬にして東京湾一帯を地獄に変えうる爆弾が首都・東京をめがけてセットされた。艦を取り戻すべく苦闘する仙石伍長と如月海士。対策に苦悩する政府。刻々と近づくタイムリミット。東京の運命は?
前半は登場人物たちの陰影、国際情勢を軸にして話が進んでいきます。後半からは急展開(ただし、前半を読んでいないと後半が単なるアクション映画になってしまう)!かなりの厚みのある本ですが、一気に読み終えてしまいました。二十歳そこそこの秘密工作員が魂のシャウトなんかするのかとか、洋上で爆発・墜落した航空機で生存者がありうるのかとか突っ込みどころも多いですが、そういう点を割り引いても面白い本です。
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August 21, 2004
ペット市場からもらわれてきた子猫チグラーシャはさっそくいたずらを始めてやんちゃぶりを発揮。ところが、ふとしたことから迷子になり、他の猫に助けられて人間の家に居候に。その人間の家にも地上げ屋が押し寄せてきて...
ストーリーは淡々としてますが、なんといってもチグラーシャを初めとする出演猫の演技(?)が良いです。特にチグラーシャがふとしたことからトラックに乗ってしまい、暗い中を遠くへ連れて行かれるところなんて、チグラーシャの感じている(であろう)怖さと心細さが観ていてよく分かりました。わざとらしいクライマックスも押し付けがましい感動シーンもありませんが、猫好きの方にはお勧めです。
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August 20, 2004
宇宙よ (下) 立花 隆 , 秋山 豊寛、文春文庫
日本人で初めて今はなきロシアの宇宙ステーション「ミール」に搭乗したTBSの秋山豊寛氏。氏が宇宙から帰還して間もない時期にその生い立ちから宇宙飛行士選抜への応募、訓練の様子、宇宙飛行そして地球への帰還までを立花隆が詳細かつ徹底的に聞き取り調査(デブリーフィングですね)し、まとめたのが本書。
今は文字通り海の藻屑となった「ミール」。当時は日本人が初めて宇宙に行くというので大騒ぎでした。この本にはミールの詳しい情報が書かれているのはもちろんですが、何といっても秋山豊寛氏の本音がはっきり出ているのがいいです。宇宙飛行士の発言というとどうもオブラートにくるんだというか、本音は違うんだろうな...と考え込んでしまうんですが、この本には本音出まくりです。宇宙なんぞに全く縁も興味もなかった人が宇宙開発の世界をどう見ているかを考えるのにも参考になると思います。
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August 19, 2004
いきなり映画や本の感想をばーっと書き出してしまったので、このあたりで軽くご挨拶でも。
プロフィールのほうにも書きましたが、宇宙大好きのしがない月給取りです。以前宇宙開発に関わっていたことがあって、仕事柄ロシアの宇宙開発に興味を持つようになりました。それで2年ほど前からロシア宇宙開発ニュースのページを作っています。最近になってブログも気になり始めたので、映画や本のレビュー(時々はつぶやきも)をやってみようと思って開設したのがこのページです。なかなか書くのも大変ですが、しばらくはストックを使えそうです。
最近上映中の映画で言うと、ディープ・ブルーが気になっています。そのうちなんとかして時間を作って観に行くつもりです。
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August 18, 2004
仕事に追われ、不眠症に悩むセールスマン、ジャック(演ずるのはエドワード・ノートン)とどこか怪しげなタイラー(演ずるのはブラッド・ピット)がふとしたことから出会い、素手で殴りあう「ファイト・クラブ」を結成。集まった男たちのカリスマとなったタイラーは次第に暴走していく...
タイラーも怪しげですが、登場人物も病んでる連中ばかり。悩みを打ち明けあっては抱擁しあうもの、その悩みを聞いて楽しむためにあちこちハシゴするもの、...タイラーがまだまともに見えてきます。素手で殴りあうことによって(殺し合いじゃないですよ)連帯を深め、いつしかタイラーのもとにまとめられていく男たち。そしてすべてが崩れていくラスト。もう破壊の後の再生しか残されていないのかもしれません。
*エドワード・ノートンの、一見まともだが狂気を内に潜めた演技が良いです。ブラピはいいとことられちゃったかな。
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August 17, 2004
コンスタンティノープルの陥落から約100年、スペイン、ヴェネツィアその他の国からなる連合艦隊がオスマントルコを迎え撃つ。それぞれの思惑から足並みのそろわないヨーロッパ側、スペインの横暴に苛立つヴェネツィア...そして、オスマントルコとの決戦の時は来た。
トルコからヨーロッパへ、地中海から大西洋へと時代が移り変わる転換点を生きた人々の物語です。物語は淡々と
進んでいきますが、読み終えてなぜか寂しさを感じます。それは歴史の転換点にあっても目の前のみを見て生きるしかない人間(自分も含めて)に感じるものなのかもしれません。
*三部作として、コンスタンティノープルの陥落とロードス島攻防記もお勧めです。
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August 16, 2004
ごく普通の中学校の教師(扮するのは沢田研二)がプルトニウムを盗み出し、原爆を製造。最強の力を手に入れながら自分でも何がしたいのか分からず、手当たり次第に警察に要求を突きつける。菅原文太演ずる不死身の刑事
(笑)は無茶苦茶な要求に振り回されながらも中学教師に次第に迫っていくが...
前半のリアルさ(もっとも、プルトニウムを盗み出すところでインベーダーゲームの効果音がかかったりしてますから最初からおとぎ話っぽいところはあるのですが)に比べて、後半は一気に怪しさ大爆発な映画です。警察署に潜入するときに「アーアアー」はないでしょ(笑)。奇天烈なところもあるのですが、ラストで爆発寸前の原爆を抱えながら東京を歩くシーンとか、被曝して髪が抜け落ち、歯茎から出血もしているシーンなど印象に残ります。
「お前は何がしたいんだ?」の問いに答えることができずに迷走する主人公。現代でもこの問いに即答できる人は少ないのではないでしょうか。
*あのDJがからむシーンだけは正直要らないと思う。映画の中でDJだけ浮いてたと思うのは私だけでしょうか。
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August 15, 2004
加賀藩の御算用者(今で言えば経理担当でしょうか?)だった猪山家の江戸時代から明治時代に至る家計簿を読み解いた解説書です。せっかく(昇進)しても役割に見合った昇給がないために家計が破綻寸前に追い込まれてしまうとか、当時の武家社会では交際費が何より大切で家計が逼迫していてもこれだけは削れなかったとか、読んでいてなかなか興味深いものがあります。一番身につまされるのは明治維新後に特権を奪われた(=リストラされた)武士(士族)たちの運命です。時代の変化にうまく適応して高給取りとなる者、新しい道に踏み込んだのはいいが適応しきれずに日雇いで生活を立てるもの、職に就かずに貯金を切り崩しながら生きるもの...まるで今のサラリーマンそっくりです。
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August 14, 2004
月へ向けられて打ち上げられたアポロ13号に爆発事故発生!酸素も、水も、電気も刻々と失われていく中で宇宙飛行士3名を無事に地球に戻すための戦いが船内と地上で始まる。苦闘が続く中、3名は地球へ戻れるのか?
宇宙開発って他の分野から見たら呆れるほど安全にうるさいことを言いますが、もし事故が起こったらどうなるか? もともと人間が生きていけない環境に人間を送り込んでいるんですから、宇宙飛行士は即命の危険にさらされます。故障した宇宙船をなんとかだましだまし動かして宇宙飛行士を生還させるほうが、ロケットをただ打ち上げるよりもよほど困難なことでしょう。この映画を見るたびに当時のアメリカの底力を感じてうなってしまいます。アポロ13が打ち上げられたときには「いつものこと」みたいな感じで大してマスコミにも取り上げられなかったのに、いったん事故がおきるとマスコミが押し寄せてきてテレビにも連日取り上げられて...というあたりは何とも皮肉です(昔も今もマスコミは変わらない、ということでしょうかね)。
*ちなみにアポロ13号の事故についてはこんな本も出ています。事故のあらましを知りたい方にはこちらもお勧めです。
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August 13, 2004
足元に広がる小さな虫たちの小宇宙...「ミクロコスモス」です。せりふはナレーションと歌声が少し入るだけ。ですが、人間にとってはワンダーランドです。例えば人間にとっては何てことのない水の粒ですが、彼らから見れば命の糧であると同時に命を奪う凶器にもなりかねないんですね。虫たちのレベルでは水は液体というよりはゼラチンに近いようですが、自分と同じくらいの大きさのゼラチンの塊が空から無数に降って来たら...雨粒に吹っ飛ばされるテントウムシを自分に置き換えてみると、かなり怖いものがあります。
*カタツムリがこれほどエロチックだったとは思ってもみませんでした。
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August 12, 2004
ご存知レイ・ハリーハウゼンによる特撮が冴える、「シンドバッド黄金の航海」です。ストーリーはまあ、よくある冒険ものなわけですが、何といってもハリーハウゼンによって命を吹き込まれたモンスター達が素晴らしい。女神カーリーのダンスもそうですが、ホムンクルスが生まれるところもすごいです。実在の生き物のようにリアルという訳ではないのですが、あの動きがかえってモンスターであることを強調していると思います。セックスシーンなんかはないので、お子様と一緒に楽しめます。
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August 11, 2004
いまや天下万民を苦しめかねない存在となった馬鹿殿(ほとんどガン細胞扱いです。多分モデルは駿河大納言忠長?)を暗殺すべく集められた十三人の刺客。それに対するはお家存続のため、馬鹿殿を必死で守ろうとする家老。果たして暗殺は成功するのか?
前半の敵味方の腹の探りあいも面白いですが、後半の死闘がすごい!刀を振り回すというより叩きつけての戦いは、本当にリアルでこちらが切られそうです。里見浩太朗のせりふ「早ければ一月後、遅ければ...来年の盆には帰ってくる。迎え火焚いて待っててくれ」にもシビレました。カッコイイ!
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August 10, 2004
王位をめぐる争いに揺れるエジプト。クレオパトラは、シーザーの協力を得て王位につくことに成功する。二人の間には息子も生まれるが、幸せもつかの間、シーザーが暗殺されてしまう。シーザー亡き後、クレオパトラはアントニーと恋に落ちるが、そのことがローマ市民の怒りを買い...
このところ歴史ものに凝っていて、本に映画にといろいろとあさっているところです。それで見つけたのがこの映画。豪華絢爛です。エリザベス・テイラー、美人です。ちょっと戦闘シーンがしょぼいけど、ま、仕方がないかな。戦争映画ではないし。
*まったく蛇足ですけど、クレオパトラって本当にアントニウス(映画ではアントニー)を愛していたのでしょうか?なんか、利用していただけのような気が...
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August 09, 2004
旧ソ連時代、敵対するアメリカの原潜が待ち受けるバミューダ沖で原潜に事故発生!原子炉の爆発を止めるために苦闘を続ける乗組員たち。しかし、彼らを待っていたのは母国の冷たい仕打ちだった...
実際にあった旧ソ連の原潜K-219の沈没事故に基づくノンフィクションです。こういう本を読むと、今自分がのほほんと暮らしているのはただラッキーだったというだけのことで、いつ核兵器が飛んでくるのか分からない状況で生きていた(生きている)ということに気づかされて背筋が寒くなります。
*ところで、映画「K-19:The Widowmaker」
も多分同じ事故を元にして作られたんじゃないかと思うのですが。
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August 08, 2004
金持ちになるにはどうすればいいかを説いた本は本屋に行ってみれば選ぶのに困るくらい並んでいますが、この本は身もふたもないことを言っているという点でかなり良心的な部類に入るのではないかと思います。
「金持ち父さん貧乏父さん」が金持ちになるために必要な基礎を説いているとすれば、この本は「では、具体的にどうすれば良いのか?」に踏み込んでいるといえるでしょう。この国で金持ちになろうと思ったら税金を(合法的に)できるだけ払わないようにする(=自営業者になる)のが早道のようです。何の商売をして稼ぐかという問題はありますが。
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August 07, 2004
月面で真紅の宇宙服をまとった死体が発見された。年代測定をしたところ、その死体は死後5万年を経過していることが判明する。彼、”チャーリー”はどこからきたのか?謎が解けないうちに木星で新たな痕跡が発見され...
月面で発見された遺体をめぐり、サイエンスといってもひとつの分野にこだわらない、あらゆる分野で謎解きがはじまっていきます。かつて滅んだ文明、そして何とも余韻の残るラスト...最後まで読めばタイトルの意味も分かります。
*この本には続編
ガニメデの優しい巨人
、
巨人たちの星
がありますが、余韻を楽しむという点で言うと本作だけ読んだ方が楽しめます。
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August 06, 2004
時は清朝末期、西太后が権力を振るっていた時代。占い師からいつか西太后の富を一手に握ると予言された少年と、科挙の試験に合格して官界へ進んだ青年の物語...主人公が予言を信じて自分の道を切り開いて行く姿を縦糸に、西太后の苦悩を横糸にして物語は進んでいきます。最後の方では某主席まで出てきます。できれば上下巻を一気に読むのがお勧めです。途中で本を閉じるのはかなり難しいと思いますけど。
*ただ、乾隆帝の決断は中国にとっては良くなかったのでは...
*最近になって文庫本も出ました。通勤・通学の途中で読むのにはちょうどいいサイズだと思います。
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August 05, 2004
時は近未来、レプリカントと呼ばれる人造人間が作られ、肉体労働、惑星探査などに投入されていた。しかし、レプリカントの中には脱走し、ひそかに地球に潜入するものもいた。「ブレードランナー」デッカードは地球に潜入したレプリカントを探査・処分するため、手がかりを求めてレプリカントの製造元であるタイレル社を訪れる...
最初に観たのはもうずいぶん前になりますが、今でも何度となく観てしまう映画です。当時「科学の進歩による明るい未来」というイメージしか持っていなかった自分にとって、酸性雨の降りしきる陰鬱な大都会、進んだ科学によって生み出され、短い寿命と引き換えに高い能力を与えられたレプリカントたちの悲哀は衝撃的なものでした。
*映画も良いですが、ブレードランナー(サントラ)もお勧めです。
*ブレードランナーについてもっと詳しく知りたい方にはメイキング・オブ・ブレードランナーがお勧めです。映画のストーリーだけでなく、製作の裏話などトリビア的な知識を手に入れるのに良い本です。
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