銀河鉄道999 (劇場版)
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かつて一世を風靡した松本零士氏原作のコミックの映画化です。母を殺された主人公が旅を続けるうちに成長し、大人になってゆく物語というと簡単に終わってしまうんですが、旅の最初は永遠の命をどうしても手に入れると考えていたのが、永遠の命よりも限りある命を精一杯生きる方を選び取るというように少しずつ変わっていくところも印象深いですね。せっかく永遠の命を手に入れても人間狩りだのとろくでもないことに時間を費やしている機械化人たちを見て考えが変わったのでしょう(無限の時間を手に入れても、それを有効に使える人は実はごく少ないのかもしれません)。ところでこの映画、主人公の成長(母との約束通りに永遠の命を追い求めるのが最後には自分の考えで限りある命を選択するように変わっていく)の方がクローズアップされてますが、考えてみるとメーテルの方もまた主人公との出会いによって母親の支配から抜け出してるんですね。メーテルの方は以前から母親に従うふりをしていただけのようですが、主人公を助けるためにはっきりと支配的な母親に反旗を翻したことになりますね(それでも母親の支配から完全に抜け切るにはこの次の作品「さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅- (劇場版)」まで待たなければならないわけですが)。今は大人になりたくない、成長したくないって言う人がずいぶん多いようですが、その人たちがこの映画を観たらどう思うかちょっと聞いてみたい気がします。
*この作品、TVアニメにもなってかなり長い間放映されていました(TV版では原作と同じで主人公がジャガイモ顔)。皮肉のきいたエピソードあり、悲しいエピソードありで毎週毎週観てましたがラスト近くになって作画がいきなり崩れたのは残念でした...。それと、TV版でも映画版でも原作にあったユーモラスなところがなくなっちゃってたのも残念です(原作ではメーテルなんてけっこうボケをかましてましたし)。
*この映画、ゴダイゴの歌う主題歌もヒットしましたね~。聴いていたら「ガンダーラ」や「MONKEY MAGIC」も思い出してしまいました。
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